ロート製薬さん、美しさのために動物を苦しめないでください
スキンケアブランド「肌ラボ」やリップクリームの「メンソレータム」で知られるロート製薬。昨年12月、動物保護団体3団体で運営する美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会(CFB)に対し、化粧品(薬用化粧品含む)のための動物実験を継続することを宣言しました。
ロート製薬は製薬メーカーというイメージが強いかもしれませんが、肌ラボやObaji、50の恵、エピステームなど多数の化粧品ブランドを展開し、2014年度の化粧品メーカー売上高全国ランキングでは第3位にランクイン。同社売上の67%はスキンケア関連であり(2014年度)、れっきとした大手の化粧品メーカーです。
消費者の反対運動の結果、化粧品開発のための動物実験が世界的に禁止される傾向にあるなか、2015年9月、CFBからロート製薬に対し、化粧品の動物実験の方針について協議を申し入れたところ、ロート製薬はこれを拒絶。その後、CFBが送付した化粧品・医薬部外品の動物実験に関する質問状に対し、動物実験が必要な薬事申請を継続するとの意向を明らかにしました。
動物実験が必要な薬事申請とは、新規原料開発を指します。資生堂や花王など、動物実験をやめることを宣言した大手化粧品メーカーが「新規原料開発を放棄してでも動物実験を廃止する」という倫理的な英断を下しているにもかかわらず、ロート製薬は、利益を求めて<動物実験は手放さない>と断言したのです。
しかし、消費者が動物実験の実態を知ったとき、果たしてそのような商品を買いたいと思うでしょうか?
■化粧品開発のために行なわれる動物実験とは:
- シャンプーの原料をウサギの目に注入する
- リップカラーの材料をマウスの口から強制的に投与する
- 日焼け止め成分を背中に塗ったモルモットをアルミホイルで覆いUVランプを照射し続ける
これらはほんの一例ですが、動物たちは実験で苦しめられた後、健康な体に戻されることなく、すべて殺処分され、廃棄されます。
<化粧品開発のための動物実験は行ってはならない>、これが国際標準となりつつある中、この動きを無視し続けるロート製薬に対して、化粧品・医薬部外品(薬用化粧品)のための動物実験をただちに廃止するよう、声を届けてください!
ロート製薬は、目薬や胃腸薬などの医薬品を出していますが、化粧品分野でもスキンケアからメイクアップ、男性用まで幅広い商品ブランドを展開しています。その会社名から製薬メーカーと思われがちですが、化粧品ブランドを数多く展開して多額の売上を上げています。
動物実験をやめるまで、ロート製薬の化粧品を買わないでください!
他社で動物実験してない良い製品はあります。動物の犠牲にしている企業は廃業すべきです。